新介護記録システムの運用開始について

福祉の新しいスタンダードを目指して…
「データは、とことんデジタル化」、「介護は、とことんアナログ化」

 

 弊会の介護記録は、2016年までは、自前でフォーマットにて運用、2017年からは、特養の整備に合わせ、介護ソフトに加え、タブレット端末を導入、入所系グループ施設全49床には、眠りスキャンを標準装備するなど、新たな介護記録システムで運用してまいりました。
 これにより、介護記録は、記録忘れの低減、申し送りの簡略化、確認時間の効率化、記録用紙からの転記省略などの効果は表れたものの、当時は、介護ソフトとタブレット端末が一気通貫の仕組みはなく、バイタル記録や日頃の介護記録をうまく取り込み、そのデータを24時間シートと結び付けていくことがその後の課題となっておりました。
 また、新たに改良するシステムは、データ入力に振り回されるのではなく、特に入所系グループでは、本来、介護記録を通じてお一人おひとりの生活リズムやライフスタイルに合わせて個別ケアのための「24時間シート」が効果的に作成でき、ご入居者の方に介護力に如何に結び付け、ユニットケアの理念である「くらしの継続」を発揮できるのかが大事であり、それに結び付けていけるように改良いたすことが眼目でありました。
 このことから、介護に集中し、介護力がうまく発揮できるよう、ケアの記録、バイタル情報などのデータは、「とことんデジタル化」による一元管理を行い、その分、介護のお世話や有意義なお暮らしのために時間を割くことが出来るように「とことんアナログ化」していくことをコンセプトに、システム導入をから3年目ではありますが、システムを改良、新システムの名称を「Smile Care record System」として移行いたしました。
 また、「24時間シート」の運用については、特に弊会では、入所系グループ施設全床に「眠りスキャン」を標準装備といたしておりますことから、「14時間プラス10時間」として、日中14時間、それ以外の10時間を夜間の就寝時間としてイメージして活用いたすこととしています。
 「眠りスキャン」のデータについては、従前どおり、毎月1日~7日間を定点観測データとして、当月以前のデータと比較検討いたし、ご利用者の方の値に変化がおありになられた時などには、日々の介護、看護の在り方などの修正、調整を実施いたすことは勿論、必要に応じてご利用者の方側にもフィードバックいたすことといたしております。
 さらに、今回の改良した「Smile Care record System」では、体温、血圧、SPO2などのバイタルデータは非接触方式とし、データ取り込みは、Bluetoothにより実施できることとなり、デイサービスセンターでは、送迎車の到着時毎にバイタルチェックが一時的に集中いたしておりましたが、スピーディに取り込みできるよう改善できました。
 なお、施設建物以外での安全保持は、従前どおり、アルソックと共同開発の「見守りシステム」、夜間の人員配置についても、特養では、併設ショートステイを含めた定員40名の方を、4名体制(夜勤3名、宿直1名)、グループホームは2名体制(1名夜勤・1名夜勤補助)で細やかな見守りを実施いたすことといたしております。